パーソナルカラー診断を受けてみたい!と思った方が最初に目にする事が多い「4シーズン診断」と「16タイプ診断」。
実は、パーソナルカラー診断の方法はいくつか種類があります。
パーソナルカラー診断で有名な診断方法の「4シーズン診断」と「16タイプ診断」ですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
この記事では、タイプに分ける診断が向いている人と向いてない人をご紹介します。

タイプ分け診断には相性がある
4シーズン診断と16タイプ診断は、どちらも似合うパーソナルカラーをカテゴライズする、タイプに分けて当てはめる診断方法です。
このタイプ分けの概念は、スッキリ鮮やかなブルーベースの色はウィンターグループなど、それぞれの色の特徴を基にグループ分けされています。
そのため、タイプ分け診断のセオリーに当てはまる人は、分かりやすい診断結果を得ることができます。
しかしながら、タイプ分けのセオリーに当てはまらない人にとっては、似合う色とは真逆の診断結果がでるリスクもあることに注意が必要です。

4シーズン診断
4シーズン診断は、パーソナルカラー診断では最も普及している診断方法。
アメリカで普及し、日本に持ち込まれました。
4シーズン診断は元祖パーソナルカラーメソッド
4シーズン診断は、アメリカ発祥のパーソナルカラー診断メソッドです。
1980年代にアメリカから日本に広まったとされています。
人それぞれ外見的特徴や性格と、その人が好む色彩は一致するとの考えから、パーソナルカラーを誰もがイメージしやすい春夏秋冬にあてはめて分類されています。
イエローベースとブルーベースの2つのベースカラーで分類した上で、明るさや鮮やかさで春夏秋冬のイメージにタイプ分けされています。
4シーズンの診断方法
- テストドレープを1色ずつあてる
あらかじめシーズンごとに分けられたテストドレープと呼ばれるカラフルな布を、各シーズンごとに一色ずつあてていきます。
- 似合う色のシーズンを絞り込む
顔色の変化を見ながら似合うシーズンの色を絞っていき、最終的に一番多く残ったシーズンでパーソナルカラーが分かるという手法です。
診断結果はシーズンごとのイメージカラーで分類される
4シーズンのパーソナルカラー診断結果は、以下のように春夏秋冬いづれかで出されます。
- イエローベース春
- イエローベース秋
- ブルーベース夏
- ブルーベース冬

シーズンごとの色のイメージは大まかにこんな感じです。
【イエローベース】
- 春の花々のような色
- 鮮やかで明るい色
- すっきりした色
- 紅葉や落ち着きを感じる色
- やや鮮やかな暗めの色
- くすみカラー
【ブルーベース】
- あじさいや霧がかった高原のような色
- 穏やかで明るい色
- くすみカラー
- 冷気で目が覚めるようなクール色
- とても鮮やかな色
- すっきりした色
4シーズン診断で「あなたはスプリングタイプですね」と言われたら、上記のような明るくて鮮やかな春らしい色が似合う、ということが分かります。
4シーズンの色は協会によって異なる!
これは、私がパーソナルカラー診断の資格受講時に知って一番驚いた…!
なんと、4シーズンの色の考え方はスクールや教会によって違い、4シーズンの色とされるカラーチャート※1は統一されていないんです😮
そのため、ある教会メソッドでは夏のドレープが、別の教会では秋のドレープになっているケースもあり得ます。
4シーズンにタイプ分けされた色は、あくまでイメージカラーであるということを理解しましょう。
16タイプ診断
16タイプ診断はラピスアカデミー®が4シーズン診断をさらに詳しく細分化したパーソナルカラー診断方法。
春夏秋冬の中でも、色の鮮やかさなどをさらに4タイプに分け、全16タイプの中から似合う色のカテゴリを見つけるというもの。
そのため、シーズンごとの色のイメージは4シーズンと同様です。
4シーズンよりも詳しく似合う色が分かる!
ざっくりと色のイメージで分けられた4シーズンを細分化しているため、より詳しい色の特徴を知ることができます◎
4シーズンでは診断しきれない人がいる、という16タイプ診断が生まれた背景からも、似合う色を見つけてくれることを期待できます。

4シーズン診断と16タイプ診断のメリット・デメリット
それぞれの診断方法について理解ができたところで、タイプ分けパーソナルカラー診断のメリットとデメリットを見ていきましょう!
どちらの診断も、相性が良い人にはおすすめの診断なので、ご自身がどんな診断を求めているか考えながら比較してみてくださいね🙌
【メリット】タイプ分け診断は色のイメージが共有しやすい

4シーズン診断や16タイプ分け診断のメリットは、個人的にこの2点が大きいと思っています✨
①色の知識がなくても分かりやすい
②色のイメージが誰とでも共有しやすい
①色の知識がなくても分かりやすい
色が持つ3つの性質は、「色相」「彩度」「明度」です。(色の三属性といいます)
何色かを表現するときに、この3つを使って表現しますが、色の知識がない人にとっては伝わりにくいことも多いでしょう。
4シーズン診断や16タイプ診断は、色をシーズンのイメージで分けているため、○○色と言われた時に誰でもイメージがしやすいのが特徴です。
自分が似合う色をカラーリストから提示された時も、スッと似合う色が入ってくると思います!
②色のイメージを誰とでも共有しやすい
春夏秋冬で色のイメージが分けられているため、誰かと共通の色を思い浮かべやすいのがポイント。
例えば、買い物でほしい色を店員さんに伝える時や、結婚式の打ち合わせで会場装花の色のイメージを伝えるときなどに便利です。
4シーズンの色で伝えれば、共通の色のイメージを持っているため、相手のイメージと全く違う色を想像していた、というケースを避けられます。
【デメリット】タイプ分けでは見分けにくいパターンがある

4シーズン診断や16タイプ診断などには、大きく2つのデメリットが考えられます。
①タイプに当てはまらない
②馴染んで見える落とし穴
①タイプに当てはまらないパターン
パーソナルカラーは、その人が持っている質感や要素によって左右されます。
1人1人が持っている質感は様々なため、似合う色がカテゴライズされた色の特徴と合致しないケースが多々あります。
例えば、淡くて優しい色の印象が似合う=ブルべ夏が似合うけれど、夏のくすんだ色だとちょっと物足りない…
でも、ブルべ冬の色は強すぎるし、イエベ春の色はベースカラーが違う。
そんな時に、タイプ分けの診断方法ではどこにカテゴライズされるかはカラーリスト次第となってしまい、納得できる回答が得られないことも。
どれだけ細かくタイプに分けたとしても、どうしてもカテゴライズに当てはまらないタイプの人は出てきてしまいます。
②馴染んで見える落とし穴のパターン
もう一つが、補正してキレイに見える色の概念があるかどうかです。
ここでよく勘違いされてしまいがちなのが、「肌が白いからブルーベース」「肌が黒いからイエローベース」といった、一見すると馴染んでいると思われがちな色の考え方。
馴染んで見える落とし穴に騙されたまま診断された結果、似合うはずのパーソナルカラーがいまいちしっくりこない現象が起こってしまいます。
もちろん、肌の色だけでパーソナルカラーを診断するプロはいないと思いますが、シーズンごとのテストドレープをあてていると馴染んでいる色の方がよく見えてしまうことは残念ながらあり得るのです。
補正してキレイに見える色とは?
例えば、以下のようなケースの場合。
◇色白というより、なんとなく顔色が冴えず不健康に見えてしまう
➡イエローベースの色だとイキイキと元気に見える
◇健康肌だけど、イエローベースの色はくすんだようにどんより見えてしまう
➡ブルーベースの色だとすっきりと表情が冴えて見える
これが、補正してキレイに見える色の効果です。

足りない要素をプラスしたり、余分な要素をマイナスしてくれる、パーソナルカラーの考え方の一つなんです。
タイプ分け診断はセオリーにはまる人に向いている
こんな方は4シーズン診断や16タイプ診断との相性◎
- シーズンにぴったり当てはまる人
- 似合う色を少数に限定してほしい人
- まずは似合う色を取り入れることから始めたい人
似合う色を分かりやすく限定してくれるため、おしゃれ初心者の方や、好きな色よりも似合う色を重視したい方に向いている印象です。
カテゴライズされた色の特徴がぴったり似合う人にとっては、診断で似合う色選びがしやすくなっておすすめです。
4シーズンよりもさらに似合う色を絞って知りたい方は、16タイプ診断を選ぶとよいでしょう。
タイプに「分けない」グラデーションカラー診断
反対に、「似合う色を限定しすぎるのは嫌」という方には、タイプにかっちりはめない診断方法が向いています。

- 似合う色をたくさん知りたい人
- 好きな色やテイストを大切にしたい人
- 自分で似合うを調整できるようになりたい人
💡グラデーションカラースケール®を使ったパーソナルカラー診断では、
特定の似合う色だけでなく、似合う色の「特徴」を知ることができます。
➡タイプにはまらない人も、自分だけの似合うが分かる🌈
➡似合う色だけでなく、好きな色の上手な取り入れ方も分かる🌈
タイプ分け診断が似合う色を限定していく診断方法に対し、グラデーションカラー診断は似合うを広げていく診断方法です。

私は、似合うを限定していくよりも、広げていく考え方がいいなと思ってグラデーションカラー診断を学びました。
「自分の好きは自分で決める」を自由にできるようにするカラー診断です♪
おしゃれを自分らしく楽しみたい方や、パーソナルカラーに飽きてしまった方は、グラデーションカラー診断もぜひ検討してみてくださいね!
グラデーションパーソナルカラー診断 メリット・デメリット coming soon..