最近、雑誌やファッションのショッピングサイトでイエベ(イエローベース)・ブルべ(ブルーベース)というワードを目にしませんか?
イエベ・ブルべとは、パーソナルカラー診断で似合う色の特徴を示すベースカラーのことです。
でも実は、イエベorブルべの二択では、あなたにぴったりと似合うパーソナルカラーは分からないってご存じでしたか?
最新のパーソナルカラー診断では、イエベ・ブルべの中間に位置する「ニュートラル」を知ることがポイントになります。
では、パーソナルカラーの「ニュートラル」とは一体何なのか?
この記事では、その正体を色彩の知識と合わせて解説していきます。
イエベ・ブルべとは?
そもそも、イエベ(イエローベース)とブルべ(ブルーベース)とは何でしょうか?
イエローベースとブルーベースの考え方は、色彩調和の考え方の1つです。
色彩調和とは、同じ特徴を持つ色同士は相性がよく、ケンカしないといった意味合いです。
イエローベースとブルーベースの考え方
アメリカのデザイナーが提唱した考え方で、物体の表面色には黄みの感じる色と、青みを感じる色があるとしました。
そして、同じベースカラーの色は調和しやすいとしました。
この考え方がイエローベースとブルーベースです。
パーソナルカラーの考え方は、これに加えて色を四季のイメージで分類する考え方が融合し、アメリカで発祥しました。
今現在、日本でのパーソナルカラーの考え方もこのアメリカで生まれた4シーズン分類が主流です。
ニュートラルって何?
ニュートラルとは、中間にあたる色のことを示します。
上記のイエローベースとブルーベースの考え方では、色彩調和を2つに分けた考え方ですが、
ニュートラルはイエローベースとブルーベースの中間にも、どちらの特徴にも片寄らない色がある考え方です。
暖かみを感じる色・冷たさを感じる色
これは、色彩調和の考え方でいうとウォームシェードとクールシェードの考え方です。
アメリカのカラーコンサルタントが提唱した考え方で、同じ色でも「温かみを感じる色」と「冷たさを感じる色」があるというものです。
そして、その中間には中心色相があり、中間の色から暖かいor冷たいに分けています。
パーソナルカラーのニュートラルとは、この暖かくも冷たくもない、常温部分の色のことです。
つまり、色を2つに分断するのではなく、その間にも色があるということがベースになっています。
実は、コスメのカラーチャートも、昔からこのニュートラルありきで色の分類が考えられています。
イエベ・ブルべではぴったり似合うはわからない?
ではなぜ、筆者は冒頭で「イエベorブルべの二択では、あなたにぴったりと似合うパーソナルカラーは分からない」と提言しているのでしょうか。
理由は、色の性質にあります。
色が見える仕組みについて
色は、物体が光を反射・透過することで眼に映ります。
そして、光は可視光線と呼ばれる電磁波の一種。
目に見える部分の波長が影響して、人は色を認識しています。
何が言いたいのかというと、色は赤青黄など1つずつに分かれているのではなく、
赤~オレンジ~黄色といった形でグラデーション状にじわじわと色が変化しているものなんです。
その色の一部分を切り取り、赤やオレンジなどの色名を付けて認識しています。
人の持っている質感は人それぞれ
色が持っている特性を理解した上で、パーソナルカラーについても考えてみましょう。
パーソナルカラーとは、その人の肌映りを良く見せてくれる特徴を持つ色のこと。
では、人が持つ肌の色や持っている質感は、2択あるいは4択に分類できるでしょうか?
答えは、NOです。
肌の色一つにしてみても、1人1人が持つ性質は微妙に異なります。
だから、イエベ・ブルべの2択を基準にパーソナルカラーを考えても、あなたにぴったりのオンリーワンなパーソナルカラーは見つからないのです。
1人1人に合わせたパーソナルカラー
それでは、1人1人に合わせたパーソナルカラー診断をするには、どうしたらいいのでしょうか。
ヒントは、「色はグラデーションで繋がっている」ということにあります。
色を1色ずつ分断して見るのではなく、グラデーションで似合う色の変化を見てあげればいいんです。
温かみを感じるイエローベース~常温のニュートラル~冷たさを感じるブルーベースまで、
色を分断しないでちょうどよい色の特性を計測する。
そうすれば、自分の持っている肌質に一番ぴったりのパーソナルカラーが一目でわかります。
イエベブルべよりも大切な色の特性
実は、パーソナルカラーを知るために大切なポイントはベースカラー(イエベ・ブルべ)だけではないんです。
ニュートラルを含めたベースカラーを知るだけではなく、色の濃さや明るさの特徴を知ることが大切です。
色の濃さや明るさとは、彩度・明度といい、色を決める三要素の一つです。

明度とは、色の明るさのこと。
上図でいう縦の軸。
上にいくほど明るく、下に行くほど暗い色を表現しています。
絵具で考えるとイメージしやすく、色に白を足していくと明るく、黒を足すと暗くなります。
中間の色はグレーを足した色です。
明るい方がより軽い印象、暗い方がより想い印象があります。

彩度とは、色の鮮やかさのこと。
上図でいう横の軸。
右にいくほど色が濃く鮮やかに、左に行くほど色が抜けて穏やかな色を表現しています。
図で言うと赤紫色が濃いほど鮮やかに見え、色味が抜けているほど穏やかな色になります。
鮮やかな方がより活発な印象、穏やかな方がより落ち着いた印象があります。
この「どのくらい明るい色が得意なのか・鮮やかな色が得意なのか」得意な色の特徴を知ることが大切なんです。
例えば、ベースカラーがニュートラルだった場合、明度か彩度に似合うを知るためにキーポイントとなる要素があります。
私の場合は、鮮やかさが一番のキーポイント。
他の苦手要素が入っている色であっても、鮮やかであれば顔色が映えて似合って見えることが多いのが私のパーソナルカラーの特徴。
だから、シーズンで分類するとイエベ春と診断されますが、ブルべ冬にも似合う色がたくさん見つかるんです。
結論:パーソナルカラーはイエベブルべでは語れない
いかがでしたか?
自分だけの似合うパーソナルカラーを知るために大切なのは、イエローベースとブルーベースだけではありません。
むしろ、イエローベースとブルーベースどちらが似合うのか
はっきりさせようとするほど、似合うが分からなくなるケースもあります。
中間の色であるニュートラルを含め、“どのくらい”イエローベースとブルーベースの特徴が似合うのか
その度合いを具体的に知ることがポイントです。
また、ベースカラーだけではなく、色を明るさと鮮やかさの特徴で分けてパーソナルカラーを知るのが最も大切です。
自分にとって一番似合うに大切な色のキーポイントはどこにあるのか、
本物のパーソナルカラー診断で見つけてみましょう!




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